コインランドリーで開業!機器リースするメリット・デメリット
土地活用の一つとして増えている、コインランドリー経営ですが、狭い土地でも開業でき、スタッフが常駐する必要もないため、近年注目されています。これからコインランドリーを開業したいと考えている方も多いでしょう。そんな中で悩むのが、コインランドリーの機器についてです。ここでは、機器のリースについて解説します。
機器リースする方法と手順
コインランドリーを開業するとき、最も初期費用がかかるのが、機器に関する費用です。機器を用意する手段としては、購入、リース、レンタルする方法が挙げられます。その中でもリースは、機器をリース会社が購入し、コインランドリーの経営者に長期間賃貸する取引です。
それでは、実際に機器をリースする方法と手順を見ていきましょう。
リース会社に問い合わせ
まずは、リース会社に問い合わせをしましょう。希望の機器や条件を明確に伝え、あわせて納品時期も相談してください。リース会社によっては、現地に視察に来てくれて、経営に合ったプランを提案してくれるところもあります。
契約申し込み
機器の種類、条件、納品時期などが確認できたら、契約の申し込みをします。
事前審査
契約申し込みをしたら、事前審査に入ります。リースは、誰でも利用できるわけではなく、事前審査に通過した経営者のみが利用できるのです。事前審査では、会社の賃借対照表、損益計算書、営業報告書、会社経歴書、税務申告書など、必要書類を提出してください。
本契約
無事に審査に通過したら、本契約を締結します。もし審査に通らなかった場合、ほかのリース会社に申し込みをしてみましょう。
発注、納品
本契約が成立したら、発注をかけて納品となります。
リーススタート
いよいよリーススタートです。リース期間は自由に設定できるため、経営計画に合わせて設定しましょう。リース期間終了後に機器の買い取りもできます。
コインランドリー経営で機器をリースするメリット
コインランドリーの機器は、購入やレンタルをする方法もありますが、その中でもリースを選ぶことにはどんなメリットがあるのでしょうか。
初期費用が抑えられる
コインランドリーの機器をリースする最大のメリットは、初期費用が抑えられることです。コインランドリーの開業資金は、機器を購入するとなると2,000万円~3,000万円かかると言われています。
しかし、機器をリースすれば、初期費用を1,500万円ほどに減らせるのです。そのためリースは「コインランドリーを開業したいけど2,000万円~3,000万円の資金は用意できない」という方におすすめできます。
メンテナンスコストが抑えられる
コインランドリーの機器をリースすると、メンテナンスコストが抑えられます。機器が故障したとき、当然修理が必要です。機器を購入した場合は、自分で修理を手配しなければなりません。
しかし、リースなら、修理を含めたメンテナンスをリース会社に任せられます。リース会社の「動産総合保険」にも自動的に加入できるので、故意でない機器の故障を保険で補えるのもポイントです。
機器の入れ替えがしやすくなる
コインランドリーの機器をリースにすれば、機器の入れ替えがしやすくなります。コインランドリーの機器は、利用回数が増えれば増えるほど、年数とともに劣化していきます。そこで、リースの期間設定を機器の耐用年数にしておけば、ある程度、劣化が進んだころにリース期間が終了し、別の最新機器に入れ替えができるのです。
コインランドリー経営で機器をリースするデメリット
コインランドリーの機器のリースは、デメリットもあります。よく理解して頭に入れておきましょう。
一括購入より割高
コインランドリーの機器のリースは、機器を一括購入するより割高になってしまいます。それは、機器の代金に加えて利用料が含まれているからです。そのため、購入したときとリースをしたときの機器代金とメンテナンスコストを考え、どちらのほうが総合的にお得か判断する必要があります。
また、機器代金が割高になることで、一括購入よりも利益が減る可能性も高いです。コインランドリーの売上は、月30万円~50万円が相場といわれています。そこから、電気代や光熱費などが引かれるため、利益を確保するのが難しいのです。
リース期間中の途中解約は不可
コインランドリーの機器をリースすると、設定したリース期間中の途中解約はできません。万が一、リース期間中にコインランドリーの経営をやめてしまっても、期間中のリース料金の支払いは必要になります。
まとめ
コインランドリーの機器のリースについて解説しました。土地活用の一つとして注目されるコインランドリー経営ですが、機器をどのように導入するかによって、利益が大きく変わります。リースは初期費用が抑えられ、最新機器を導入できるのが大きなメリットです。これからコインランドリーの開業を考えている方は、開業資金や見込める売上によって、リース、購入、レンタルの中から適切な導入方法を選びましょう。