田舎でのコインランドリー経営は儲かる?適切な立地を解説

公開日:2023/02/15   最終更新日:2023/02/03

最近、各地に増えているのがコインランドリーです。無人で経営できるため人件費もあまりかからないなど大きなメリットもあり、人気が高まっています。しかし、コインランドリーといえば立地の重要性もあり、田舎では成功が難しいと考えている方も少なくありません。そこでこの記事では、田舎でのコインランドリー経営に適切な立地を解説します。

田舎でのコインランドリー経営は儲かるのか

田舎のコインランドリーには、大きな可能性があります。田舎の土地であれば安く取得できるため、駐車場を広く設定できます。駐車場が広いことで、車で来店してくれるお客さんを確保できることになり、広範囲から集客ができるわけです。

さらに田舎にお店があることで、近くに競合店がないケースも少なくありません。それらの利点をうまく活かしきれば、田舎であろうとコインランドリー経営はうまくいく可能性があります。

しかし、まったく人のいないところでは勝算がありません。近くにそれなりの住宅街があるなど、一定の立地の必須条件も存在します。したがって、田舎にコインランドリーを出店するのであれば、まずは集客の見込みを見極めましょう。そのうえで土地を選んでください。

田舎で開業するメリット・デメリット

田舎でコインランドリーを経営するにあたり、事前に知っておきたいコインランドリーを開業するメリットおよびデメリットを解説します。

メリット

田舎でコインランドリーを開業する最大のメリットは、競合店の少なさです。都会でコインランドリー経営しようとすると、すでに既存店があるため、そちらからお客さんを奪わなければなりません。

結果として価格競争状態になり、思っているような利益を挙げられない可能性もあります。出店後に後発店が出てくる恐れもあるので、集客力を高める取り組みを続ける必要にも迫られます。

人材をほとんど雇う必要がないところも、田舎でコインランドリーを開業するメリットの一つです。都会で出店する場合は、人材の確保もそれほど難しくありません。しかし、田舎となると、求人募集してもなかなか人が集まらないことが多いのです。その点、コインランドリーはほとんど無人の状態であるため、人を雇う必要はありません。

見逃せないメリットの一つに、土地活用があります。都会は土地が余っている状態ではなく、土地の取得費用も高くなりがちです。一方で田舎では、空き家問題が発生しているほど土地が余っている状態です。当然、土地の取得費用も安く済むため、初期投資を抑えられるわけです。

空き家のある時を購入し、空き家を取り壊したあとに土地を有効活用する、といった流れもでき始めています。

デメリット

田舎でのコインランドリー経営にはメリットもあればデメリットもあります。その最大のデメリットといえるのが、利用者の少なさです。都市部と比較すると、利用者の数に問題を抱えることになるでしょう。競合店が少ないので集客のしやすさはありますが、立地場所によっては、競合店がなくても集客に苦戦することは少なくありません。

さらに田舎のコインランドリー経営で必須になるのが駐車場の確保です。歩いて来店するお客さんは稀で、車に洗濯物を積み込んで来店するお客さんがほとんどです。

したがって、田舎でコインランドリー経営を行うにあたり、駐車スペースの確保は必要不可欠になります。結果として、広い土地が必要になり、土地選びに苦戦することも考えられます。ただ、田舎は土地の値段も安く、都市部と比較するとスペースの確保は簡単でしょう。

儲かる立地はこんなところ

田舎でのコインランドリー経営を成功させたいのであれば、立地が重要です。以下に、儲かりやすい立地を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

大学などの近く

田舎に大学のキャンパスがあるところも少なくありません。それらの地域には、学生が一人で住んでいることも多くコインランドリーの利用率も高いです。したがって、大学のキャンパスの近くにコインランドリー店を設置しましょう。学生の利用者をターゲットにする場合は、深夜に利用するケースが多いのでなるべく24時間営業にしましょう。

コンビニやカフェの近く

コインランドリーを利用する際に、利用者が悩んでいるのは洗濯や乾燥の待ち時間です。コインランドリー内で待っていてもよいですが、手持ち無沙汰になることも少なくありません。家に一度戻るのも面倒です。

そこで、時間をつぶせる施設であるコンビニやカフェに併設させましょう。コインランドリー利用時に、それらの施設で時間をつぶせるようになります。双方の店舗にメリットがあるので、コンビニやカフェとコインランドリーの同時経営も検討してみてはいかがでしょうか。

クリーニング店の近く

コインランドリーおよびクリーニングも、衣類の洗濯や乾燥を目的としています。季節の変わり目など、洗濯するものも増えがちですが、同じ場所にコインランドリーとクリーニング店があれば、利用者は一度に用事を済ませられます。つまり両者が同じ場所にあると利便性が上がるので、集客力がアップするのです。

まとめ

田舎でのコインランドリー経営は立地なども関わりますが、儲かる可能性を秘めています。駐車場があれ、より広い地域からの集客も見込めるので、比較的敷地の広い場所を選びましょう。

また、立地としては大学の近くやコンビニやカフェの近く、クリーニング店に併設させるといったこともおすすめです。ぜひ参考にしてみてください。

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