コインランドリー経営を始めるまでの流れを確認しよう!

公開日:2022/08/15   最終更新日:2022/08/10


コインランドリー経営が話題となっています。付加価値のある店舗も出てきており、注目度の高さが伺われます。新規に事業をはじめる、副業としてはじめる、あるいは投資のひとつとしてはじめるなど、背景はさまざまです。こちらでは、コインランドリー経営を始めるまでの流れを確認します。ぜひ参考にしてください。

コインランドリー経営の初期費用の目安

昨今、話題になっているコインランドリー経営ですが、実際にかかる初期費用はどのくらいなのでしょうか。店舗の規模、業態、立地条件などにより幅はありますが、2,000~3,000万円と考えておくとよいでしょう。内訳を解説します。

機器購入費、内装や外装の工事費

洗濯機、乾燥機などの機器購入費は必ず必要となります。これらの機器購入費は、小型店で1,700万円~、大型店で2,300万円~と考えましょう。小型店は、洗濯機3~4台程度、乾燥機6~7台程度の店舗、大型店は、洗濯機7~8台程度、乾燥機10台程度の店舗を想定しています。

内装や外装の工事も必ず必要になります。電気工事、給排水工事、ダクト工事もこれに含まれます。また、駐車場を設ける場合は、整地費用も必要となってきます。もともと所有している店舗をコインランドリーにする場合は、これらが必要な初期費用です。

建築費

更地にコインランドリーを建てる場合は、上記に加え建築費もかかります。一般的には鉄筋造平家建てで、坪55~65万円が相場でしょう。もちろん業者によって異なるので、見積もりを取る必要があります。

仲介手数料、保証金

賃貸の店舗でコインランドリーを出店する際には、仲介手数料、補償金が必要です。仲介手数料は賃料の1か月分が相場とされています。保証金は、地域により差がありますが、賃料の6か月分程度が相場でしょう。通常は退去時に戻ってきます。

コインランドリー経営は儲かるの?

注目されているコインランドリー経営ですが、実際に儲かるのでしょうか。結論は、細かい準備を怠らず、綿密に計画を立てて始めれば儲かる可能性は充分にあります。具体的には、立地やターゲットの行動を見極める、キャッシュフローを計算する、機器類のコストパフォーマンスを考える、競合店との差別化をはかる、などです。

とくにコインランドリー経営は立地が大切です。若者が多い地域、ファミリー世帯が多い地域、共働き世代の多い地域など、地域には特性があります。特性を理解したうえでの立地選びが必須となります。そのうえで、どのような層をターゲットにするかを決めます。そうすれば、ターゲットに合った店舗づくりをでき、競合店との差別化をはかりやすくなります。すべてがうまく噛み合えば、コインランドリー経営は儲かる可能性が高くなります。

コインランドリー経営を始めるまでの流れ

では、実際にコインランドリー経営を始めるのは、どのような流れをふめばよいのでしょうか。

どのような経営業態をとるか考える

コインランドリーの経営業態は、個人で経営をする方法、フランチャイズの店舗を経営する方法の2種類があります。経営の経験がある場合は、自由度の高い個人経営で収益を上げることも可能でしょう。しかし、立地の調査や経営プランの作成など、知識のない個人ではむずかしい場合もあります。

そういった場合はフランチャイズ経営が向いているといえます。売上の一部を収めることになりますが、開業前のリサーチや経営プランなどは本部に任せることができ、アドバイスを受けることもできるので安心です。

立地調査、商圏リサーチをする

立地調査、商圏リサーチは、コインランドリーを出店する上で、とても大切となります。個人経営の場合は、もちろん個人で行うことになります。フランチャイズ経営では、本部の担当者が調査やリサーチを行ってくれます。

資金・収支計画、出店計画を立てる

個人経営の場合、資金・収支計画を考えます。同時に、設備導入の計画も練ります。つまり、どの程度の融資を受けることができ、どのような設備を揃えることができるか、機器類の種類やサイズなど、順に計画します。

フランチャイズ経営の場合は、本部が行なった調査、リサーチの結果をもとに、出店計画を作成します。すべて本部の担当者と一緒に進めていくことになるので、スムーズに進められるはずです。

賃貸契約・施工

賃貸での経営は、賃貸契約を結び、その後、施工に入ります。フランチャイズ経営の場合は、すべて本部で進めてくれたり、相談しながら進められたりします。

個人経営では、すべて個人で手配する必要があるので、開店日に間に合うよう、余裕のあるスケジュールを組むことが必要です。

近隣への宣伝

開店する前に、近隣への宣伝を行います。ポスターやチラシ、地域の情報誌など、数々の方法があります。フランチャイズ経営の場合は、本部の豊富な経験からもっとも効果的な方法が選択でき、スムーズに進められます。個人経営の場合、宣伝方法も個人で考える必要がありますが、自由に考えられるというメリットもあります。個人でウェブサイトを開設したり、SNSで宣伝したりといった方法も考えられます。

開店

上記の過程を経て、いよいよ開店となります。フランチャイズ経営の場合、メンテナンスの相談など、さまざまなバックアップを受けられるので、安心して運営できます。個人経営では、自由度が高いメリットを充分にいかし、キャンペーンの実施など、魅力的なサービスを考えてリピーターを獲得できるように考えていきましょう。

まとめ

コインランドリー経営を始める流れについて、初期費用の目安を含めて解説しました。以前は一人暮らしの若者がターゲットだったコインランドリーですが、最近では共働き世帯の主婦の利用も多くなっています。同時に、コインランドリーの雰囲気も変化しています。そのため、新規参入で成功する可能性も充分に考えられる分野です。コインダンドリー経営を考えている方は、前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

おすすめ関連記事

SEARCH

READ MORE

コインランドリー経営は、比較的始めやすい投資方法として認知されています。では、どのようにしたら成功する確率が高くなるのでしょうか。ここではコインランドリー経営の年収の目安、コインランドリー経

続きを読む

コインランドリー経営は、多くの投資家が実践しているものです。では実際どのように経営しているのでしょうか。ここではコインランドリー経営でかかるランニングコストの内訳や相場、正直、コインランドリ

続きを読む

最近よく目にする、コインランドリー経営は田舎でもできるのか、疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。また空いた土地を活用したいと考えている方も、多いでしょう。そこで本記事では、田舎でコ

続きを読む

これからコインランドリーを経営したいと考えている主婦に、今回の記事はおすすめです。店舗を運営した経験が無い主婦でも、コインランドリーの経営ができるのか不安に思うでしょう。フランチャイズで経営

続きを読む

これからコインランドリー経営を始めたいと考えている人に、今回の記事はおすすめです。個人でもフランチャイズでも始められるので、経営者として手腕を発揮するのが難しいと考えている人は、フランチャイ

続きを読む

最近、街中やロードサイドでコインランドリーを見かけることが増えていませんか?最近はコインランドリー経営を始める人が増えていて、1995年には9,206店舗だったのが2021年には25,000

続きを読む

コインランドリーのフランチャイズ加盟に必要な初期費用は1,500万円以上です。これは目安であり、さまざまな条件によって、費用は大きく異なります。この記事では、コインランドリーのフランチャイズ

続きを読む

土地活用の一つとして増えている、コインランドリー経営ですが、狭い土地でも開業でき、スタッフが常駐する必要もないため、近年注目されています。これからコインランドリーを開業したいと考えている方も

続きを読む

サラリーマンが副業として取り組むことも増えてきているのが、コインランドリー経営です。比較的利回りも高く、大きな利益を上げている人も少なくありません。しかし、初期費用が高く付くデメリットもあり

続きを読む

最近、各地に増えているのがコインランドリーです。無人で経営できるため人件費もあまりかからないなど大きなメリットもあり、人気が高まっています。しかし、コインランドリーといえば立地の重要性もあり

続きを読む